性感染症|泌尿器科バウムクリニック|川口駅近くの泌尿器科

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性感染症

性感染症|泌尿器科バウムクリニック|川口駅近くの泌尿器科

性感染症

性感染症

性感染症について

性感染症とは、主に性行為*1)により感染する病気のことです。

症状を感じにくいものもあるため、そのままにしていると精巣や卵管にまで炎症が波及してしまい、男女ともに不妊症の原因となることもあります。そのため、性感染症になった場合には、自分だけではなくパートナーも受診することがとても重要です。また、妊娠中の感染は産まれてくるお子さんへの感染リスクもあるため、疑わしい場合には、お早めに医療機関を受診されることをお勧めします。

*1)性行為:いわゆるセックス以外に、オーラルセックス、アナルセックスも含まれます。

主な性感染症の潜伏期間と症状

淋菌性尿道炎

の可能性あり

潜伏期間:3日〜3週間

症状

  • 排尿痛
  • 黄色っぱい膿が出る
  • 尿道に灼熱感がある
  • 血尿が出る

クラミジア尿道炎

の可能性あり

潜伏期間:1週〜3週間

症状

  • 軽い尿道痛がある
  • 尿道の不快感がある
  • 尿道内に痒みがある
  • 尿道から水っぽい分泌液が出る

ヘルペス

の可能性あり

潜伏期間:2日〜12日

症状

  • 性器に小さな赤い色の水疱がある
  • 陰部に痛みがある
  • 残尿間と神経痛がある
  • 性器に赤いブツブツがある

カンジダ感染症

の可能性あり

潜伏期間:2日〜1週間

症状

  • 亀頭や包皮が赤くなる
  • 陰部の痒みがある
  • 陰部から白いカスがでる

膣トリコモナス

の可能性あり

潜伏期間:10日〜6ヶ月

症状

  • おりものの変化・異常がある
  • 陰部の痒みがある
  • 外陰部の腫れ、ただれがある

梅毒

の可能性あり

潜伏期間:3週間〜2ヶ月

症状

  • 身体に赤い痒みのない湿疹ができる
  • 陰部に赤いしこりができた
  • 湿疹やしこりがあったが無くなった
  • 足の付け根にしこりができた

尖圭コンジローマの

可能性あり

潜伏期間:3週〜8ヶ月

症状

  • 亀頭及び包皮にイボ状のブツブツがある
  • 陰部、肛門周辺に硬いイボがある
  • ブツブツがカリフラワー状に大きくなった

性感染症の種類と症状

クラミジア感染症

感染してから症状が出るまで:1〜3週間程度

最も多い性感染症の一つです。尿道の不快感や排尿時の痛みがありますが、無症状の方も少なくありません。尿道や膣から半透明のサラサラとした膿(うみ)が出ることがあります。性行動の多様化から、男女とも咽頭感染が増加しています。放置すると不妊に繋がることもあるため、早期に発見し治療することが重要です。
近年、耐性菌が多く報告されており、1回の治療で改善しないこともあり、必ず治癒したかを確認することが重要です。淋菌感染症に同時感染している場合が多いため、両方の検査を行うことが推奨されています。

淋菌感染症

感染してから症状が出るまで:1週間以内

最も多い性感染症の一つです。排尿時の強い痛みと黄白色の膿(うみ)が特徴でクラミジア感染症よりも症状が強いことが多いです。女性は子宮頸管炎を起こし、膿性のおりものが増えます。性行動の多様化から、男女とも咽頭感染が増加しております。放置すると不妊につながることもあるため、早期に発見し治療することが重要になります。
近年、耐性菌が多く報告されており、1回の治療で改善しないこともあり、必ず治癒したかを確認することが重要です。クラミジア感染症に同時感染している場合が多いため、両方の検査を行うことが推奨されています。

非クラミジア性非淋菌性尿道炎

感染してから症状が出るまで:数週間程度

クラミジアや淋菌以外を原因菌とする尿道炎の総称です。マイコプラズマやウレアプラズマ、その他の雑菌を原因として発症します。クラミジアに似て症状が軽いことが多いと言われています。尿道の不快感や排尿時の痛みがありますが、無症状の方も少なくありません。淋菌やクラミジアと違う種類の抗生剤を使用することが多いため、症状の改善が無い場合には、感染を確認する検査を追加する場合があります。

梅毒

感染してから症状が出るまで:数週間〜1ヶ月程度

粘膜や皮膚の小さな傷から梅毒トレポネーマという細菌が侵入し発症する性感染症で、近年、爆発的な増加傾向です。皮膚症状から脱毛、内臓や神経症状など多様な症状を呈します。また、初期の皮膚症状は一旦消失してしまうため、受診しなかったり、治療を中断してしまう方がいるため注意が必要です。適切な抗菌薬治療が行われれば第3、4期にまで進行することはほとんどありません。早期に治療を開始しないと治療に時間を要します。
梅毒の方はHIVに同時感染されている方が多いと言われているため、梅毒感染時には、HIVの同時検査が推奨されています。

第1期
(感染後1ヶ月程)

性器に痛みや痒みを伴わないしこりや潰瘍(えぐれたような皮膚症状)ができます。鼠径部(足の付け根)のリンパ節が腫れることがありますが、こちらも痛みは伴いません。いずれの症状も自然に改善することがあります。

第2期
(感染後3ヶ月程)

全身に梅毒トレポネーマが広がり、バラ疹と呼ばれる小さな赤い発疹が手足や体に多数出現します。こちらも自然に改善することがあります。

第3期
(感染後3年程)

皮膚、骨、筋肉などにゴム腫と呼ばれる硬いゴムのようなしこりが出現します。

第4期
(感染後10年程)

神経や血管にまで広がり、さまざまな症状を引き起こします。

性器ヘルペス

感染してから症状が出るまで:1週間程度

感染部位に水疱(水ぶくれ)や、それが破れてただれた状態になります。
病変部の皮膚のヒリヒリ感やむずがゆさ、強い痛みを伴うことが多く、尿道内に出現すると排尿時痛を感じることもあります。肛門周囲やおしりにも症状が出現することがあります。1年以内に8割以上が再発すると言われており、過労・セックス・ストレス・紫外線などの刺激で再発することが多いです。再発が多い場合には再発抑制療法という長期間、抗ウィルス薬を内服する治療法があります。

尖圭コンジローマ

感染してから症状が出るまで:数ヶ月単位

性器や肛門周囲に特徴的ないぼ(カリフラワー状)ができます。ほとんど痛みはありませんが、下着に引っかかるなどにより出血や痛みが出ます。また、かゆみを伴う方もいらっしゃいます。外科的な切除と軟膏の外用による治療があります。非常に再発率の高い性感染症の一つで、3ヶ月以内に4人に1人は再発する可能性があり、治療と、その後の定期的な外来受診がとても重要です。放置すると外来では治療困難となってしまうため、早期治療が重要です。

当院ではサージトロンDual EMCという組織へのダメージが少ない電気メス(RFナイフ)を用いた外科的切除・電気焼灼術を行っています。

膣トリコモナス症

感染してから症状が出るまで:数週間〜1ヶ月程度

トリコモナス原虫の感染によって発症します。あわ状で悪臭の強いおりものが特徴で、外陰部や膣の痛みと強いかゆみが出ることもあります。男性に感染した場合は比較的軽症が多いです。性行為だけでなく、下着やタオル、便器、浴槽からの感染の可能性があるため注意が必要です。尿路へのトリコモナス感染の場合には、初診で診断に至るケースが少ないため、必ず再診の上、治癒の確認と治療方針の検討が重要です。

カンジダ感染症

膣内の常在菌であり、病気や疲労、ストレスなどにより免疫力が低下したり、妊娠中に症状が出やすいです。症状の多くは、外陰部や膣のかゆみであり、ヨーグルト状のおりものが増えます。男性の場合には、そのような状態の女性との性行為を経て感染することがあります。抗真菌薬の投与を行うとともに、ご本人の体調を整えることが重要です。

HIV感染症

感染早期(2~4週間)は、発熱、咽頭痛、だるさなどの感冒症状が出る方がいます。
その後は、数年ほど症状がない期間がありますが、徐々に全身の免疫力が低下し、条件を満たすとAIDS発症の診断に至ります。感染した人の血液や精液、膣分泌液、母乳などが粘膜に接触することで感染します。なお、汗、涙、だ液、尿、便などの体液の接触による感染の可能性はありません。HIV抗体スクリーニング検査を血液検査によって行いますが、感染後2ヶ月以内は感染していても結果が陰性と出てしまう可能性があるため(ウィンドウ・ピリオド)、感染から3ヶ月以上経過した時期に検査を受けることで信頼性の高い結果を得られることが国内ガイドラインにも記載されています。他の性感染症に罹患していると、HIV感染のリスクは数倍にもなることが分かっています。特に、梅毒の方はHIVに同時感染されている方が多いと言われているため、梅毒感染時には、HIVの同時検査が推奨されています。

ブライダルチェック

当院でのブライダルチェックとは、性感染症の自費検査セットを指します。ご自身の健康状態の把握とともに、パートナーへの感染を予防するためのマナーや思いやりをサポートします(性感染症は、不妊や出産のリスクを高めることがあります)。そのため、結婚を控えている方はもちろん、既婚者や結婚の予定のない方でも受けることが可能です。また、症状はなくても気になる場合には個別でも検査を受けることが可能です。

結果の確認はLINE送信も対応しておりますので1度のご受診で検査可能です。

料金表

※保険診療の金額は目安であり症状や治療法によって金額が前後する場合がございます。

淋菌性・クラミジア尿道炎

保険診療 自由診療
診察代+検査代 3,000円前後 5,980円
薬代 1,000円前後 4,000円
注射治療 1,500円前後 6,000円
点滴治療 1,000円前後 6,000円

※価格は全て税込みです。

クラミジア尿道炎

保険診療 自由診療
診察代+検査代 2,500円前後 3,300円
薬代 1,000円前後 4,000円

※価格は全て税込みです。

淋菌性尿道炎

保険診療 自由診療
診察代+検査代 2,500円前後 3,300円
注射治療 1,500円前後 6,000円
点滴治療 1,000円前後 6,000円

※価格は全て税込みです。

淋菌性・クラミジア咽頭炎

保険診療 自由診療
診察代+検査代 2,500円前後 5,980円
薬代 1,000円前後 4,000円
注射治療 1,500円前後 6,000円
点滴治療 1,000円前後 6,000円

※価格は全て税込みです。

クラミジア咽頭炎

保険診療 自由診療
診察代+検査代 2,000円前後 3,300円
薬代 1,000円前後 4,000円

※価格は全て税込みです。

淋菌性咽頭炎

保険診療 自由診療
診察代+検査代 2,000円前後 3,300円
注射治療 1,500円前後 6,000円
点滴治療 1,000円前後 6,000円

※価格は全て税込みです。

梅毒

保険診療 自由診療
診察代+検査代 2,500円前後 2,980円
薬代(1ヶ月分) 1,500円前後 4,000円

※価格は全て税込みです。

尖圭コンジローマ切除手術

保険診療 自由診療
手術代 13,000円前後 29,800円

※価格は全て税込みです。

ヘルペス

保険診療 自由診療
診察代+検査代 2,000円前後 3,980円
薬代 1,000円前後 4,000円
再発抑制療法 1,000円前後 3,000円

※価格は全て税込みです。

ブライダルチェック

※HIV・梅毒は感染機会から2ヶ⽉以上経過している⽅がより正確に評価が可能です。

基本パック

メンズブライダル
淋菌・クラミジア(尿)、HIV、梅毒、ヘルペス、B/C型肝炎
19,800円
レディースブライダル
クラミジア抗体(採⾎)、HIV、梅毒、ヘルペス、B/C型肝炎
18,800円

単体検査
(検査結果が出るまでに約1週間かかります)

おしっこの性病(尿検査)
淋菌 3,300円
クラミジア 3,300円
淋菌・クラミジアどちらも 5,980円
マイコプラズマ・トリコモナス 8,980円
のどの性病(うがい液)
淋菌 3,300円
クラミジア 3,300円
淋菌・クラミジアどちらも 5,980円
⽪膚の性病(⾎液検査)
梅毒 2,980円
ヘルペス 3,980円
カンジダ・⼀般細菌 4,980円
症状がないことが多い性病(⾎液検査)
HIV 3,980円
HTLV-1 3,980円
B型肝炎 3,980円
C型肝炎 3,980円
B/C型肝炎 5,980円
HPV(ぬぐい)
※型判別はできません。
8,980円
⼥性の性病(ぬぐい)
淋菌 3,300円
クラミジア 3,300円
淋菌・クラミジアどちらも 5,980円
マイコプラズマ・トリコモナス 8,980円
膣カンジダ・⼀般細菌 4,980円
HPV
※型判別はできません。
8,980円
(採⾎)クラミジア抗体
※以前の感染歴の評価が可能です。
4,980円

※価格は全て診察料込み、税込みです。