VIO脱毛(介護脱毛を含む)
VIO脱毛(介護脱毛を含む)
当院は、泌尿器科専門クリニックとしてVIO(性器~肛門周囲)のみを対象とした介護脱毛を提案します。陰部の臭気や陰毛による介護トラブルなど長期的な問題解決を図ります。
実は、私が“介護脱毛”という言葉を知ったのはここ数年のことであり、まさしく目から鱗が落ちる思いでした。しかし、長生きが可能となった時代だからこそ、長期的な展望で日々の生活や将来的な介護における懸念を払拭したいと思うのは自然なことのように思います。ただ、自分を含めミドル世代が行きやすい脱毛施設は少ないように感じました。当院は泌尿器科診療を主体としたクリニックだからこそ、ミドル世代にとっても敷居を低く感じていただけるのではないかと思い、医療の一端として介護脱毛を行う方針としました。
気になる方はお気軽にお問い合わせください。
ご自身の老後に介護を受ける時のことを考え、特に40歳以上のミドル世代を中心にVIO脱毛と呼ばれるアンダーヘア(性器~肛門周囲の陰毛)の脱毛を受ける方が増えています。こういった将来の介護に備えた脱毛を「介護脱毛」といいます(広義には脇の脱毛も含まれる解釈もあります)。
介護脱毛は、介護される側(ご本人)にとっては臭いや皮膚トラブルが減り、介護者(ご家族や介護士など)の負担が減ることで、羞恥や申し訳なさが軽減される効果が期待できます。一方で、介護者にとっても排泄介助がスムーズになるだけでなく、臭いに対する嫌悪感の軽減や生活環境を衛生的に維持できるというメリットがあります。
現在、我が国の平均寿命は、男性81.41歳、女性87.45歳と多くの人が長生き可能な時代になりました。しかし、厚生労働省が公表している健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間)は男性72.68歳、女性75.38歳と男性で約6年、女性で約12年の開きがあります。全ての人が寝たきりになるわけではないですが、今後はご自身の介護について真剣に考える必要があるのは確かなようです。
前述の通り、介護脱毛は、介護する側/される側の双方にとってプラスであることが徐々に認知され、施術を受けられる方が増えています。
排泄時の介助では、デリケートゾーンはきれいにふき取ったつもりでも、陰毛や皮膚に排泄物が残りがちです。
脱毛することで排泄のケアがしやすくなり、炎症や感染症の予防につながります。
陰毛が多い状態では、蒸れやすく雑菌が繁殖しやすいため悪臭の原因になります。
現在、在宅介護における高齢者のおむつ交換の目安は1日4回という報告がありますが、排泄回数は排便を含めると8-10回ほどになります。とはいえ、排泄毎に陰部の洗浄、おむつ交換をするのは本人の自尊心を傷つけ、介護者の負担を大きくするばかりです。介護脱毛による臭いの軽減は、介護される側の尊厳を保ち、心理面においても衛生的な効果があります。
皮膚トラブルの予防には、介護者による丁寧な清拭が求められます。ごしごし拭いて肌を傷つけてしまってはよくありませんが、陰毛に絡みついた排泄物を除去しにくいことは想像に難くありません。減毛することで皮膚の状態がしっかりと確認できるため、皮膚トラブルの予防にも有効です。
医療レーザー脱毛は、黒色や茶色(メラニン色素)に吸収される波長のレーザーを照射して熱を伝え、毛根や周囲組織を破壊することで脱毛の効果を発揮します。そのため、白い毛には反応しません。ミドル世代で介護脱毛のニーズが高まっているのも、白髪になってしまう前に脱毛を終える必要があるという背景があります。
発毛周期にある毛根に対してのみレーザー照射による脱毛効果が発揮されます。そのため、間隔をあけて複数回行わないと全ての毛根に対してアプローチできません。1回でも毛が減ったという実感を感じられる方が多いですが、介護脱毛として有効な大部分の減毛を目指す場合には、6回以上の脱毛治療が効果的です*)。
*)毛の濃さや量には、個人差が大きいため全ての方に当てはまるわけではありません。カウンセリングにてご自身に推奨される施術回数を提案します。
※テスト照射を行うこともできますので、該当される方でもお気軽にお問い合わせください。