メンズヘルス|泌尿器科バウムクリニック|川口駅近くの泌尿器科

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メンズヘルス

メンズヘルス|泌尿器科バウムクリニック|川口駅近くの泌尿器科

メンズヘルスについて

メンズヘルスについて

男性ホルモンである“テストステロン”には男性の身体、精神、性機能を元気にする多くの作用があり、生活習慣病や骨密度などにも影響があることが、近年分かってきました。体内のテストステロンの量や感受性の低下は、加齢に伴う男性のさまざまな症状と密接に関係しており、いわゆる男性更年期障害の一因として認知されてきています。しかし、実際に対応している窓口は少なく、未だに加齢や精神論に紐付けて苦しんでいる方が多いというのが現状です。
当院では、男性特有の悩みを医学的に判断し、解決の糸口を見つけるため“メンズヘルス”に対して診療を行います。

メンズヘルスでよくみられる症状

このような症状の方が受診されています。

  • やる気が出ない
  • 不安やうつ傾向、不眠があるように思う
  • 性欲が低下した、勃起が長続きしない
  • 筋力が低下した、疲れやすくなった
  • 高血圧や糖尿病などの生活習慣病を指摘されるようになった
  • 尿をするのに時間がかかる、尿の回数が多くなった

上記のような症状が当てはまる場合には、なるべく早めの受診をおすすめします。当院では、初診時にうつ病のスクリーニングも行っており、必要な場合には適切な医療機関への紹介もしています。また、症状を放置することで、日常生活にも影響が出て悪循環に陥ってしまう場合がありますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。

男性更年期障害(加齢性腺機能低下症:LOH)

一昔前まで、更年期障害は女性特有の現象と考えられていました。

しかし、男性ホルモンである“テストステロン”の量や感受性が低下することで、様々な症状が出現することが分かり、治療すべき状態であることが徐々に認知されてきました。それらの症状症候群を総じて「加齢性腺機能低下症:LOH」と呼び、いわゆる男性更年期障害として取り扱うようになった背景があります。“テストステロン”は全身に作用し、身体機能や性機能を正常に保つ働きがあるほか、判断力や理解力などの認知能力を維持する役割があります。また、近年の医学研究により、メタボリックシンドロームや糖尿病にも関与している可能性が指摘されています。
一般的に“テストステロン”は40歳以降に低下してくるため、65歳以下であっても、専門的に調べないと男性更年期障害の可能性は否定できません。症状やその程度は、女性と同様に個人差が大きいため、気になる症状がある場合には、早めに受診されることをおすすめします。特に60代以降の男性の場合、時代背景的に、男性更年期障害といった概念はなく、長らく精神論で片付けられてきた背景があるため、自覚症状を軽視する傾向があり注意が必要です。時に、ご家族が気づいて連れてこられるケースもあり、悪循環に陥ってしまう前にお気軽にお問い合わせください。

男性更年期障害の主な症状

体の症状
  • 関節痛
  • 筋肉痛
  • 発汗
  • ほてり
  • 疲れやすい
  • 肥満
  • 頻尿
  • 筋力の低下 など
心の症状
  • 興味や意欲の喪失
  • 眠れない
  • イライラする
  • 不安
  • 憂鬱
  • 判断力や理解力の低下 など
性に関する症状
  • 性的な興味や意欲の喪失
  • 勃起しない
  • 勃起が長続きしない

男性更年期障害になると、心身に症状が現れます。

“テストステロン”量の低下もしくは感受性の低下に伴って症状が出現しますが、それによって、仕事や日常生活がうまくいかず引き起こされる症状もあり、とても多様で個人差が大きいことが特徴です。そのため、同じ世代の誰かと比べることにあまり意味はなく、自分にとってどうかを大事にしてください。
不安や憂鬱などからくるストレスや不眠、コレステロール異常や糖尿病、肥満といったメタボリックシンドロームの悪化は、心血管疾患など他の疾患にもつながり危険です。
気になる症状がある場合には、お早めにお問い合わせください。

男性ホルモン低下の予防

男性更年期障害が考えられる場合、男性ホルモンの分泌を高めるために生活習慣の見直しを行うことで、長期的な治療効果が期待できます。ポイントは、競争意識をもつ、運動する、睡眠をしっかりとる、ストレスをためないようにする、の4つです。

競争意識

ゴルフやテニスなどのスポーツをする、囲碁や将棋のようなゲームをするなど、仲間と競い合うようにすることで男性ホルモンが分泌され、症状の改善が期待できます。また、展示会に作品を出品する、カラオケをするなど、人から評価される趣味を持つことも有効です。

運動

運動して体の大きな筋肉に刺激を与えると、男性ホルモンの分泌が増えることがわかっています。腕立てやスクワットなどの筋力トレーニング、階段の上り下り、少し息切れするくらいの速さで歩くなどの運動を、毎日10分でも良いので継続することが大切です。

睡眠

男性ホルモンは朝に高くなり、夕方に低下するという特徴があります。これは、眠っている間に男性ホルモンが分泌されるためです。これまでの研究報告から不眠症などで十分な睡眠がとれないと、男性ホルモンの値が低いままになることが分かっています。そのため、十分な睡眠はとても大事です。

ストレスの回避・発散

過剰なストレスがかかると、精巣で男性ホルモンを作る能力が落ちてしまいます。ゆっくり入浴する、休日の遠出や趣味を楽しむなど、自分なりのストレス解消法を持つようにしましょう。

テストステロン補充療法

当院では、男性更年期障害を診断するためにいくつかの質問票と検査を受けていただきます。その結果、自覚症状が明らかであり、テストステロンが基準値を下回るような方の場合には、保険適応でテストステロン補充療法を受けることが可能です。しかし、症状が明らかであってもテストステロンが基準値よりも高い場合には、保険適応にならず、以降の検査・治療に関しては自費となります(下記、テストステロン補充療法に関するご負担額)。そういう方の場合には、自由診療の一つであるプラセンタ投与が功を奏する場合もありますのでお気軽にお問い合わせください。
最近の研究では、アジア人におけるアンドロゲン受容体の活性効率が低いため、ホルモン値が基準値以上であってもLOHを発症している可能性が指摘されており、テストステロン補充療法が有効である可能性があります。2022年に改訂されたLOHガイドラインにおいても、テストステロンの値が基準値以上でも補充療法が有効の可能性があるという見解が示されており、ご本人との相談によって治療を行う場合もあります。

 

1

初診

身体診察や各種質問票、血液検査等を実施

2

再診

結果説明、テストステロン補充療法開始

3

治療開始1-2週間後再診

副作用、自覚症状確認、血液検査実施(多血症や肝機能障害の確認目的)

4

治療開始後3-4週間後再診

副作用、自覚症状の改善度を診て、治療の継続について検討

5

治療継続時

3ヶ月ごとを目安に血液検査と自覚症状について診察し治療計画について相談していきます。

 

自費(10割負担) 3割負担 1割負担
エナルモンデポー250mg(2-4週毎) 1520円 460円 150円

※価格は全て税込です。

ED(勃起障害)

ED(勃起障害)とは、「勃起機能の低下」を意味する英語(Erectile Dysfunction)の略です。専門的には「満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られない、または維持できない状態が持続または再発すること」と定義されています。つまり、勃起が起こらないケースはもちろんのこと、硬さが不十分、勃起状態が維持できないなど、満足な性交が行えるだけの勃起が得られない状態は、いずれもED(勃起障害)の診断となります。

このような症状は治療対象となります。

  • たまに勃起しないことがある
  • 勃起できるか不安になる
  • 勃起に満足を感じられない場合
  • 性欲はあるのに興奮しても勃起しない
  • 勃起しても十分に硬くならない
  • 挿入しても柔らかくなってしまう
  • 勃起しても長続きしない

EDの原因

勃起とは性的刺激が脳に伝わり性的興奮を引き起こすことで、海綿体と呼ばれるスポンジ状の組織に血液が充満し、陰茎が大きく硬くなる現象をいいます。EDは、その原因によって4つのタイプに分けられます。

心因性ED

日常生活のストレスやプレッシャー、トラウマなどが原因で勃起できない状態です。比較的若い方に多くみられ、疲労などの身体的な衰弱を起因としても起こりえます。精神的な要因を取り除き、心身の状態を改善することが治療となります。そのため、パートナーとの会話や雰囲気作りが、治療効果に関わることも少なくありません。軽症であれば、数回のED治療薬を用いた性交渉を経て、自信を取り戻される方も多くいらっしゃいます。

器質性ED

生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常症など)や加齢などによる神経や血管の異常が原因で勃起できない状態です。また、脊髄損傷に伴う神経障害や腹部手術後のEDもここに該当することが多いです。中年以降の方に多くみられます。原因となっている病気や生活習慣を見直し、治療していくことが重要ですが、ED治療薬を継続的に内服することでベースとなる血流を良くし、症状が改善することも期待できます。

混合性ED

心因性の要因と器質性の要因が組み合わさることが原因で勃起できない状態です。一般的には一度に心因性と器質性の両方の要因を抱えるのではなく、器質性EDから心因性EDを合併することが多いとされています。

薬剤性ED

抗うつ薬や抗精神病薬、降圧薬など、薬の副作用が原因で勃起できない状態です。EDとなった時期が薬の内服時期と重複していないかなど確認し、場合によっては、処方された医師と相談の上、内服の中止、減量、変更について相談する必要もあり得ます。

EDの治療

まずは原因の除去が重要です。心当たりはないでしょうか?
ご自身の持病(糖尿病など)はどうか、最近開始された内服薬などがないか確認してみてください。
そして、心理的にEDになってしまうような状況はないでしょうか?
クリニックに来られるED患者さんの大半は心因性です。
よくある一例として、挙児希望を目的とした性行為に対するプレッシャーがあります。こういう状況の性行為は、排卵などの時間的な制約があるため、男性側は、『勃起しなければいけない』、『射精しなければいけない』、『中折れしたらどうしよう』と…大きな心理的プレッシャーを抱えていることが多いです。まず、男性も女性も知っておくべきことは、男性はとてもデリケートであるということです。この認識が男女ともにずれていることが多く、悪循環に陥ってしまうことが多いのです。パートナーにお互いの問題として認識してもらえるだけでも治療としては大きな前進となります。
医学的には、薬物治療が中心となります。持病や内服薬、全身状態などの確認を行った上でお薬を処方します。ED治療薬が健康を害する可能性がある場合には、処方できない可能性もありますので、まずはご相談ください。

価格
シアリス 10mg/1錠 1200円
20mg/1錠 1400円
バイアグラ 50mg/1錠 900円

※価格は全て税込です。

AGA(男性型脱毛症)

AGAとはAndrogenetic Alopeciaの略で、男性ホルモンに関連した脱毛症、つまり男性型脱毛症のことをいいます。早い人では10~20代で発症することもあり、加齢とともに増加します。放置すると薄毛が進行し目立つようになるため早めにケアを開始することが重要です。気になる症状があればお気軽にご相談ください。

AGAの症状

額の生え際と頭頂部の髪の毛が、どちらか一方もしくは両方から徐々に薄くなってきます。進行すると徐々にその範囲が広がり、前頭部から頭頂部にかけて髪の毛がない状態になります。

AGAの原因

通常髪の毛は伸び続けるわけではなく、髪の毛が伸びる成長期、髪の毛の成長が遅くなる退行期、髪の毛の成長が完全に止まる休止期を繰り返す周期があり、これをヘアサイクルと呼びます。 AGAの場合、ジヒドロテストステロンという男性ホルモンがヘアサイクルの成長期を短縮させるため、髪の毛が十分に成長せずに細くて短い髪の毛が増えることで薄毛が進行します。ヘアサイクルの異常は、生活習慣の乱れやストレスなどによっても引き起こされます。

AGAの治療

ヘアサイクル異常の原因となるジヒドロテストステロンの生成を抑制する内服薬や、頭皮に塗ることで直接発毛を促す外用薬があります。

内服薬による治療はヘアサイクルの成長期の短縮を改善させ、結果として太く健康な髪の毛を増やすことを目的とするため、効果を認めるまで少なくとも半年程度を要します。効果を認めた後も継続的に内服を続けることが重要です。副作用として、性欲の減退、ED(勃起障害)、肝機能障害などがあります。また、前立腺がんの指標としてよく使われているPSA(前立腺特異抗原)の値が低下することがあるため、測定結果の解釈には注意が必要です。

外用薬による治療は毛包と呼ばれる髪の毛を産生する部分に直接作用し、発毛を促します。内服薬とは異なった働きを持つ薬ですので、併用により高い効果を得ることが期待できます。副作用として、かゆみやアレルギーなどがありますが性欲減退などの副作用はほとんどないとされています。

また、内服薬、外用薬ともに、治療初期に一時的な脱毛を認めることがあり、初期脱毛と呼ばれます。治療効果が順調に現れ、ヘアサイクルが正常化していることの証拠ですのでご心配は不要です。脱毛が増え、薄毛が進行することで不安になる方も多くおられますが、通常1~2ヶ月で終わるため、継続して治療することが重要です。

価格(1ヶ月分)
フィナステリド(1mg) 6,000円
デュタステリド 6,000円

※価格は全て税込です。